AMB5083 シューベルト『アヴェ・マリア』/ステファン・セル編曲 (楽譜・TAB譜)
もし21世紀にギターが世界で最もポピュラーな楽器になったと知っていたのならば、バッハやモーツァルトといったクラシックの巨匠は、ギターのために曲を書いていたのではないだろうか。
ステファン・セルは、フランツ・シューベルトの古典の名曲、“アヴェ・マリア”のカバーバージョンに基づいて、ここにそれがどの様に響鳴するのかを提示している。彼は、原曲に対する敬意を示しつつ、他方、幻想空間をギターの音で実現させている。
「どのような響きなのか?」これはワクワクさせる音楽的な問いである。
彼はその創造的な挑戦を自分に課し、スペイン風なアレンジやポップな要素を取り込んだ。
グルーヴ、さり気なさ、空間、最終的には遊び心といった、楽しい名手の技が盛り込んである。この『Ave Maria-Cover』は、バッハ、グルック、モーツァルト、ベートーベン、シューベルトなどの「もしバッハとその仲間達がギターを弾いたら」という全集の1冊です。